予防歯科

歯石とバイオフィルム

歯石とバイオフィルム

歯石について

歯石とは、歯の表面に沈着する灰白色、黒褐色の石灰化した物質です。歯垢(プラーク)が石灰化して生じた沈着物で、リン酸カルシウムを主成分とする無機質が約80%を占めます。歯石は表面がザラザラしているため、さらに細菌が付着しやすくなります。また、歯石は硬い汚れでブラッシングでは落とすことができません。そのため、歯科医院にある器具を用いて除去をします。

バイオフィルムとは

バイオフィルムとは、微生物の集合体のことです。様々な種類の細菌がコミュニティーを作って増殖した膜状もので、細菌が外的要因から守るために作ります。口腔内の汚れである歯垢(プラーク)もバイオフィルムの一つです。

定期検診

定期検診

定期検診のメリット

定期健診を行うことで日々のケアでは落とし切れていない汚れを落とすことができます。また、虫歯の早期発見や歯周病の状態を把握することができます。

定期検診の流れ

  1. 問診 前回から何か変わりがないか、現在困っていることがないか、などの確認をします。
  2. 歯周検査 歯周基本検査を行います。
  3. スケーリング 歯の表面についている歯垢や歯石を除去します。
  4. PMTC 残った汚れの除去やステインの除去を行います。

定期検診に通うペース

定期健診は通常3か月おきをお勧めしております。歯周病の治療を行い、再度悪化しないために必要な場合は2か月おきに受診していただく場合もあります

自宅でのセルフケア

自宅でのセルフケア

歯ブラシの選び方

  1. 歯ブラシの大きさ 歯ブラシは先端が大きすぎると、口の中で細かく動かすことができません。少し小さめの方が歯のすみずみまでブラッシングしやすく、よごれを落としやすいです。
  2. 毛質 豚毛は泡立ちが良く、歯ぐきにもやさしいのですが、柔らかすぎて歯垢をとるには向きません。ナイロン製は、品質にムラがなく、衛生的で一般的に使用されています。
  3. 硬さ 毛が硬い方が汚れを落としやすいですが、硬すぎると歯肉を傷つけてしまったり、歯磨剤の研磨剤によってはが削れることもあります。柔らかすぎると汚れが落としにくいです。どの歯ブラシが良いかわからない場合は、お気軽にご相談ください。

歯の磨き方とタイミング

歯みがきは毎食後するのがよいといわれています。特に寝ている時は唾液の分泌が少ないために細菌が繁殖しやすいです。なので、最低でも就寝前には、必ず磨くようにしましょう。

ブラッシング方法

  1. スクラッビング法 歯面に対して毛先を平行に当て、軽い力で小刻みに動かすブラッシング法です。5~10mmを目安に、1~2本ずつみがきます。
  2. バス法 歯ブラシの毛先を45度の角度で歯肉に当て、歯と歯肉のすきまに入るようにしながら動かすブラッシング法です。
  3. フォーンズ法 上下の歯を噛み合わせた状態で毛先を90度の角度で歯面に当て、大きな円を描くように奥から手前へ動かすブラッシング法です。小児の歯の清掃に適しています。

デンタルフロスと歯間ブラシ

歯と歯の間の歯垢は、歯ブラシでは完全に取り除くことはできません。そのため、歯ブラシだけではなく、補助の清掃用具を使用します。歯間の清掃には、隙間が大きくない場合はデンタルフロスという糸状のものを使います。歯間ブラシは歯間部が広い場合に使用します。

デンタルフロスの使い方

  1. フロスを約30~40cmに切り、両手の間隔が10〜15cmくらいになるように両手の中指に巻き付けます。
  2. フロスを歯の間に入れ、根本から歯垢をかき出すイメージで動かします。

歯間ブラシの使い方

  1. 歯と歯の間にブラシ部分を挿入し、前後にゆっくりと動かして清掃します。

PMTC

PMTC

PMTCとは

  • P=プロフェッショナル=歯科医師・歯科衛生士
  • M=メカニカル=機械的
  • T=トゥース=歯
  • C=クリーニング=清掃

の略です。つまり、歯科医師もしくは歯科衛生士が機械を使用して歯の汚れを取ることをいいます。

PMTCの流れ

電動のブラシを使用して歯の汚れを取り除きます。その後、表面をツルツルに磨くことで歯垢がつきにくくします。